調剤薬局最前線
2024年改定に伴う薬局リスト運用に不満感
NPhA・三木田会長「かなりネガティブに捉えている」
日本保険薬局協会(NPhA)の三木田慎也会長は、先ごろ開いた定例会見で薬局リスト化に関し、「特定の団体への届出が要件となっているのは、NPhAとしてかなりネガティブに捉えている」との認識を示した。 ・・・もっと見る
薬剤師会による休日夜間リスト整備の妥当性主張
日薬・岩月会長「商業団体でない薬剤師会がすることに意味」
日本薬剤師会の岩月進会長は、6日の定例会見で2024年度診療報酬改定で要件化された休日・夜間調剤・在宅対応体制等の薬局リスト化公表に対し、調剤薬局チェーンやDgSが反発していることについて、「リストの有用性において商業団体ではない薬剤師会が整備するのは一定の意味がある」と主張し、行政がまとめるべきといった他団体の指摘を一蹴した。 ・・・もっと見る
へき地における保険薬局・調剤業務の課題と展望(1)
医療過疎地でのモバイルファーマシー(MP)活用の有効性
2024年元旦に発生した能登半島地震においてモバイル・ファーマシー(MP/災害対策移動薬局車両)が医療チームに帯同。地元の避難所等を巡回し、被災した地域住民に対する医師の処方支援や服薬指導、調剤業務等を担い、改めてMPによる活動が注目されました。 ・・・もっと見る
トリプタン系片頭痛薬スイッチ再検討で薬剤師の重要性改めて強調
日薬・岩月会長 要指導薬に留めおく措置導入の可能性にも言及
日本薬剤師会の岩月進会長は先ごろ開いた定例記者会見で、トリプタン系片頭痛薬のスイッチOTC化の再検討が開始されたことに関し、「日薬としてもセルフケア・セルフメディケーション(セルメ)に資する医薬品と考えている」と前向きな受け止め方を示すとともに、医療用薬のスイッチ進展や要指導医薬品の取り扱いをめぐる議論では、医薬品販売における薬剤師職能の発揮が焦点になるとの認識を改めて強調した。 ・・・もっと見る
マイナ保険証受付率高まるほど業務負担増える傾向指摘
NPhA 積極的に取組む薬局中心とした成果に加え現場の苦労訴え
日本保険薬局協会(NPhA)は今夏実施した管理薬剤師アンケートの結果を公表し、マイナ保険証受付率の高い薬局ほど業務負担が増加する傾向がみられるとの印象を示した。同アンケートでは近年マイナ保険証推進の進捗状況や利活用に係る実態調査に力を入れているが、DX進展に伴う患者対応・薬局業務への負担に関して初めて調査したもので、NPhAでは積極的な働きかけを図る薬局を中心に成果が積み重ねられる状況と同時に、実績に応じて負担が増す現場の苦労も厚生労働省と共有したいとしている。 ・・・もっと見る
日薬公式キャラ「ふぁるみん」に決定
日本薬剤師会
日本薬剤師会の公式キャラクターが『ふぁるみん』に決定した。「薬に関する専門家集団として、薬剤師のみならず国民により身近な存在に感じてもらえるよう」との意図で2月から公募していたもので、会員・一般含め1,900件を超える応募のなかから日薬選考会議で最優秀作品を選出し、先ごろ開いた学術大会式典内で発表された。 ・・・もっと見る
日薬専務理事候補に上野清美氏を招へい
「薬剤師は仕事に責任持ち頼りにされる存在であって欲しい」
日本薬剤師会は先ごろ開いた第3回都道府県会長協議会において、前執行部の後半から空席となっている専務理事候補に元厚生労働省官僚の上野清美氏を招へいしたことを発表した。10月1日から参与として勤務を開始しており、次回総会で専務理事に就任する。 ・・・もっと見る
個々の現場基軸とした有機的な薬剤師会活動通じ未来創る
第57回日薬学術大会 初開催の埼玉で転換期の基本方針共有
9月22・23日に埼玉県で初めて開催された第57回日本薬剤師会学術大会には、「彩りある薬剤師の未来を創る」との位置づけのもと現地約6,900人、WEB約1,200人が参加し、対物業務効率化・対人業務強化や医療DX、地域包括ケアシステムといった諸課題への認識を深めるとともに、研修単位の多様化や主要プログラムにおけるオンデマンド配信など新たな大会運営に一定の手応えを得た。 ・・・もっと見る
2024年度 調剤報酬改定 関連レポート
「医療DX推進体制整備加算」・「医療情報取得加算」10月以降の改正ポイント
医療DX推進を目指し、2024年診療報酬改定で新設された「医療DX推進体制整備加算」と「医療情報取得加算」の報酬体系が2024年10月1日より改正されることになりました。 ・・・もっと見る
医療DX進展に伴った業務フロー見直しの必要性に言及
日薬・岩月会長 「我々自身で考えなければならない」
日本薬剤師会の岩月進会長は、先ごろ開いた定例記者会見において厚生労働省の概算要求に盛り込まれている医療DX推進を受け、薬局内の業務フローを見直していく必要性があることを指摘し、電子処方箋を前提に薬剤師がタブレットを持つ状況になることを示唆しながら、「調整業務のフローをどうしていくか、我々自身で考えなければならない」との考え方を示した。 ・・・もっと見る