調剤薬局経営Q&A
Q.大阪でスタートした「調剤業務の一部外部委託」事業その狙いと業務の内容、今後の展開は?
内閣府の規制改革実施会議では、2022年から薬局の調剤業務の中で一定の薬剤の調製に対して外部委託を可能にする議論がスタートし、2023年9月に「薬局DX推進コンソーシアム」が「調剤業務の一部外部委託」を国家戦略特区の規制改革事項として事業提案しました。 ・・・もっと見る
Q.モバイルファーマシーの整備状況と設備・機能の内容 薬剤師法における災害時等、調剤の例外規定とは?
報道によると2016年4月の熊本地震の際、初めて被災地に派遣され活躍したモバイルファーマシー(災害対策移動薬局車両)が2024年1月1日に発災した能登半島地震においても複数の薬剤師が移動車両に乗り込み、医療チームに帯同。地元の避難所を巡回し、医師の処方支援や服薬指導に貢献したとの報道を目にして非常に興味を持ちました。 ・・・もっと見る
Q.“敷地内薬局”公募型プロポーザルで医療機関側から「薬局の独立性」を無視した条件が課されるケースとは?
私は東北地方で数店舗の薬局を経営しています。規模拡大に向けた戦略として、後継者のいない薬局のM&Aと、病院敷地内薬局の開設を2つの大きな柱として検討しています。“敷地内薬局”が解禁された2016年10月頃から全国で新規出店が増え、近年では毎年100店舗以上が開設されているようです。 ・・・もっと見る
Q.「地域連携薬局」で、追加される可能性のある機能・役割とは?
私は九州地方のある自治体で、2店舗の保険薬局を経営する薬剤師です。 2019年11月の薬機法改正で新設された地域連携薬局の役割に関心を持ち、必要とされる機能を整備した上で、認定を受けることを目指しております。 ・・・もっと見る
Q.2024年度診療報酬改定で算定可能になった「服薬管理指導料」について教えてください
ケアマネジャーの資格を持つ薬剤師です。 私たちは三大介護保険施設を訪問する機会が多いのですが、2024年度診療報酬改定では、従来は明確ではなかったショートステイのサービスを受ける患者への薬局薬剤師の訪問指導に対して「服薬管理指導料」が算定可能になり、介護老人保健施設入所者に対しても薬剤師による調剤報酬が算定可能な改定が行われたことを知りました。 ・・・もっと見る
Q.「医療DX推進体制整備加算」見直しの重要ポイントについて教えてください
2024年度の診療報酬改定で医療DX推進に資する“目玉”として新設された「医療DX推進体制整備加算」(以下、整備加算に略)の報酬体系が2024年10月から見直されると聞きました。 ・・・もっと見る
Q.「薬剤師」早期離職の現状と退職原因、増員が必要な理由とは?
私は郊外都市の中心部で父が開局した薬局事業を継承し、10年近く保険薬局を運営しています。薬剤師は私たち夫婦を含め常勤4名、非常勤2名ですが、近年十分な教育費をかけて育成し、スキルを磨いた薬剤師が勤続丸3年を迎える前に、何の前触れもなく退職するケースが多いことに当惑しています。 ・・・もっと見る
Q.「調剤基本料1」の算定を可能にする特例について教えてください
私は過疎化が進む地方都市で8年前に薬局を開業した薬剤師です。近年の地域住民の高齢化と人口減少は顕著で、高齢化率は40%を超えています。区域内で地域医療を支えてきた開業医の先生方の多くはリタイアし、医療資源の乏しい地域で今後の薬局経営の行く末を案じています。 ・・・もっと見る
Q.2024年度診療報酬改定において「かかりつけ薬局」に関する重要なポイントを教えて下さい
2024年診療報酬改定で、私が一番関心を持っているのは、報酬点数の僅かなアップではなく、薬局で「かかりつけ」薬剤師の“働き方改革”に基づく弾力的な運用が可能になった、つまり「連携薬剤師」の対象範囲が拡大されたことです。 ・・・もっと見る
Q.「施設連携加算」が新設されましたが、どのような支援が求められるのでしょうか?
2024年診療報酬改定では、特別養護老人ホーム(特養ホーム)に入る患者の入所時に当該施設の職員と協働で、日常の服薬管理がし易くなるように「薬学的観点から支援や指導を実施した」場合の評価として、「施設連携加算」(50点/月1回)が新設されました。 ・・・もっと見る