調剤薬局最前線
認定薬局同様の法制化も視野に健康サポート薬局再構築へ
機能強化検討会 実効性ある制度設計目指したテコ入れ議論
健康サポート薬局制度の見直し議論が本格化している。先ごろ開かれた第8回薬局・薬剤師の機能強化等に関する検討会では、認定薬局と同じく健サポも特定の機能発揮を法令上明確化する必要性が論点にあげられ、実効性ある制度を目指してテコ入れを図る方針を確認する一方、機能のあり方や届出薬局拡大に向けた要件の整理、インセンティブ導入の是非などをめぐっては構成員間で意見がわかれた。 ・・・もっと見る
新たなステージへと跳躍する勇気呼びかけ「薬剤師の未来彩る大会」目指す
開催迫る第57回日本薬剤師会学術大会
日本薬剤師会の第57回学術大会が9月22・23日の2日間、大宮ソニックシティ/さいたまスーパーアリーナ、パレスホテル大宮で開催される。 ・・・もっと見る
健康支援機能の発揮もとに地域に密着した薬局経営の回帰呼びかけ
日薬・岩月会長 より地域を知るための行動起こす局面強調
日本薬剤師会の岩月進会長は先ごろ都内で開かれた日本コミュニティファーマシー協会のフォーラムに出席し、今後の地域に求められる薬局像を目指す上で、OTC薬販売による健康支援の役割を疎かにしてきたことで地域に密着した経営姿勢にないことを課題に強調し、より地域を知るための行動を起こす必要性を訴えた。 ・・・もっと見る
2024年度 調剤報酬改定 「新」敷地内薬局の胎動(IV)
調剤報酬だけに依存しない新しい薬局のビジネスモデルとして屹立?
2023年の厚生労働省中医協(中央社会保険医療協議会)の議論(調剤その3)では、敷地内薬局とされる特別調剤基本料(特別基本料に略)算定薬局と、それ以外の調剤基本料(同基本料)別の「その他の経費に占める土地賃借料及び建物賃借料」を比較したデータが示されました。 ・・・もっと見る
マイナ保険証受付30%以上で業務上メリット実感高まる傾向
NPhA緊急調査 患者への還元を経た次の段階を展望
マイナ保険証の受付が30%以上の薬局では業務上、特に「診療・薬剤・健診情報の確認」、「重複・併用禁忌チェック」、「薬物治療の質と安全性の向上」について、30%未満の薬局よりもメリットを感じる割合が高い傾向にあることが日本保険薬局協会(NPhA)の調査で明らかになった。 ・・・もっと見る
アマゾンが拓く薬剤師の職能発揮への期待
連載「薬剤師未来像」特別編 横井正之氏(パスカル薬局)
アマゾンによる調剤関連サービス開始を受けて業界各方面に緊張が広がっているが、小紙連載『薬剤師未来像』で様々な角度から未来志向の薬局機能・薬剤師職能について考察いただいている横井正之氏は、医薬分業のあり方を転換させる契機となる可能性においてポジティブな受け止め方を示す。 ・・・もっと見る
10社13薬局において調剤業務の一部外部委託を推進
薬局DX推進コンソーシアム 10月に特区事業本稼働
大阪で調剤業務の一部外部委託に関する国家戦略特区事業を手がける薬局DX推進コンソーシアム(狭間研至理事長・ファルメディコ代表)は、3日に開いた会員総会で、まもなく着手する同一法人薬局間に限定した第1段階を経て、10月から外部委託の事業化に向けた実証事業第2段階を本稼働させるスケジュールを確認した。 ・・・もっと見る
早ければ今年度中にも新たな薬局ビジョン提示へ
日薬・岩月会長 「なるべく早く方向性出していきたい」
日本薬剤師会の岩月進会長は7月末に開いた定例記者会見で、薬局ビジョン委員会において検討する日薬としての新たな薬局に関するビジョンに関し、「できれば今年度中にまとめたい」としつつ、少なくとも任期中には方向性を示すとの考えを明らかにした。 ・・・もっと見る
地域薬剤師会を軸に諸課題や環境変化への組織的対応を強化
日薬会長協議会 “Amazon薬局対策”も踏まえ地域重視した会運営を強調
Amazonが大手調剤薬局やDgSらと協業し、薬局によるオンライン服薬指導から処方薬の配送までを提供するサービスを7月下旬から国内で開始したことにより、保険調剤分野での競争激化や医療DX急進に対する危機感が広がっている。 ・・・もっと見る
2024年度 調剤報酬改定 「新」敷地内薬局の胎動(III)
現状の調査データだけでは把握し難い現場での運営実態
診療所・病院における“いわゆる敷地内薬局”(以下、同薬局)の開設状況(図表1)を見ると、2022年度の調査段階で診療所全体(n=398)の約8.8%が「敷地内薬局あり」と回答し、「なし」は89.4%。8.8%は施設数として35薬局に相当しますが、「診療所の敷地内薬局が現在、これ程の多い割合で存在するのだろうか?」と感じたのが筆者の率直な印象です。 ・・・もっと見る